西表島

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日本最大規模のサキシマスオウノキ群落

西表島前良川河口の南岸にある湿地にあり、三離御嶽(ミチャーリオン)として地元の人々によって昔から保存されている約5千平方メートルの地域です。
ここに自生する植物は、板根が非常に発達した胸高直径75から85センチのサキシマスオウノキ25本をはじめ、オオハマボウ、イボタクサギ、サガリバナ、カンコノキ、シマシラキ、オキナワキョウチクトウ、シマオオタニワタリなど多数の湿地植物があり、亜熱帯植物群落の様相をよく保存しています。
サキシマスオウノキ群落は、板根の大きさ及び本数からいっても、我が国最大の規模であり、学術上の価値がきわめて高いとされています。(国指定天然記念物)

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ウブンドルのヤエヤマヤシ群落

仲間川河口から約6km上流の北側斜面に広がるヤエヤマヤシの群落です。
樹高5~20mにおよぶものが100本以上もあり、他の植物より突き出し特異な景観をみせています。ヤエヤマヤシは西表島と石垣島にのみ自生する一属一種の植物で、このウブンドルの群落は西表島の干立や石垣島の米原と並ぶ貴重な自生林です。(国指定天然記念物)

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日本最大規模のマングローブ林

西表島の南東部に注ぐ仲間川河口域に広がるマングローブ林は、面積及び構成種数ともわが国最大規模を有し、仲間川天然保護区域とされています。川から内陸に向け順に種ごとに配列するマングローブ林は熱帯のそれに匹敵するといわれています。(国指定天然記念物)

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船浦のニッパヤシ群落

ニッパヤシはフィリッピン原産ですが、なぜか台湾に分布せず、西表島に自生し、かつ北限となっており、植物の分布上注目すべきものとされています。西表島船浦部落の北西部にあります。(国指定天然記念物)

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月桃(ゲットウ)

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竹富町の町花で、昔からサミン花として親しまれてきました。ミョウガ科の多年草です。葉は香りがよいため、包皮として、茎は繊維として民具などに材料として使われています。実を軒下にぶら下げておくと虫除けになるといいます。

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アダン

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トカラ列島以南に分布するタコノキ科の常緑低木。砂地の海岸低木林の最前線に自生し、防風の役割も。雌雄異株。葉は帽子や筵、草履や民具などに使われます。木の根は、カゴなどに、果肉は食べることができます。白い新芽の部分は茹でたり、炒めたりして食べます。法事には欠かせない料理の一つです。
ヤシガニの好物です。地上の茎から出るアダンの気根が多い年は雨が多い凶年だと伝えられています。

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テリハボク

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熱帯地方の海岸に広く分布し、防風林としても植えられているオトギリソウ科の常緑高木です。葉が光沢をもっているため、照葉木と呼ばれています。種子の油は灯用や薬用として、材は建築、家具材にできます。ヤラボともいいます。

 

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福木(フクギ)

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オトギリソウ科の雌雄異株の熱帯性常緑高木で、沖縄地方では街路樹としてよく見かけます。島では、風よけに家の周囲に屋敷垣として植えられていることが多いです。沖縄を代表する黄色の染料植物です。樹皮を煮だして、染液にします。風雨に耐えた木ほどよい色が出ると言われています。季節によっては、枝や葉も使います。黄色に藍をかけて、美しい緑色を出します。

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海を渡る蝶    オオゴマダラ

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マダラチョウ科の沖縄以南に生息する日本最大の蝶です。羽を広げると15cmにもなります。金色のさなぎでも有名です。
2000年には、石垣島から竹富島までの約6キロの海を渡っていることが確認され、話題になりました。
幼虫の食草はホウライカガミ(キョウチクトウ科)で、海岸付近のサンゴ礁石灰岩地帯に生えている多年生のつる性植物です。この草を食べるとヤギが死ぬほどの毒を持っています。オオゴマダラは、この毒を体に取り込むことで、天敵から身を守っているといわれています。

 

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カマイ(イノシシ)

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毎年700頭から1000頭近く捕って食べています。山深い西表島では、冬になるとカマイの通るケモノ道に「はねわな」というシンプルな罠を仕掛け、生け捕りにします。そして、「西表のカマイは山の木の実やイモばかり食ってるから安全で美味しいさ~」と島人は自慢します。

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シンポジウム・民俗芸能保存会公演「竹富町 島々の民俗芸能」開催
西表島ツアー 2012年11月
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