牛の島として有名な黒島は、のんびりとした時間が流れるハートの形をした島です。人口約220人 に対して、牛の数は3000頭を越えます。Uターンして畜産業に就く若者が多く、新しいセリ市場も完成し、これからも畜産の発展が期待されます。
島最大の行事である豊年祭は、パーレー(爬龍船)競漕が他の地域にはない独特のもの。また毎年2月に開催される「牛まつり」は、牛の島・黒島だからできる手作りイベントで、当日は約4000人もの人が島を訪れます。
坂のない平坦な島なので、牧場の緑の風景の中を自転車でゆっくりとサイクリングするのがベスト。また黒島の海は八重山でもトップクラスの美しさといわれ、産卵のためにウミガメが上陸してきます。西の浜は、日本で初めてタイマイの産卵を報告し、その後も毎年のように産卵が確認されている場所です。
みごとなサンゴが見られる黒島港沖。