新城島(あらぐすくしま)は、上地(かみじ)、下地(しもじ)の二つの島からなり、通称パナリと呼ばれています。二つの島は、干潮の時には歩いて渡ることができます。1700年代には、両島で700人を越える人々が暮らしていましたが、現在では上地に数名のみが暮らしています。
島の周辺はかつてジュゴン(ザン、ザヌと呼ばれていました)が生息し、「人魚の肉」として首里王府に献上していました。そのため、上地島にはジュゴンを祀る御嶽があります。また、赤土に貝を混ぜてつくるパナリ焼土器を生産していました。
現在でも、豊年祭のときには、島の出身者中心に人々が大勢集まります。
下地島では、肉用牛の牧場となっています。