「花城井戸」という井戸を中心に東側と西側に広がる集落遺跡で、竹富島の集落発祥の地といわれています。昭和61・62年度の発掘調査で大量の土器、中国製陶磁器(白磁碗、青磁碗、褐釉陶器)、須恵器、鉄鍋、鉄製のヘラ、刀子(小刀)が出土。東側は12世紀末~13世紀、西側は14世紀に形成された集落であることが明らかになりました。
東側に石積みの跡が出土されています。14世紀の集落にも石積みが残ります。石垣で囲まれた各屋敷と屋敷は通用門(出入口)で結ばれていた集落の形態を知る貴重な史跡となっています。(町指定史跡文化財)