八重山における芸能は、神遊び、舞踊、演劇、太鼓、歌謡などがあり、内容は多岐に渡りますが、神に捧げる奉納舞踊がそのほとんどです。これらを大別すると、
1.首里王府の保護のもと士族層によって育まれてきた「古典芸能」、
2.諸島の村々で暮らす庶民により育まれ、ムラの祭りの場を中心に発達し伝承されてきた「民俗芸能」、
3.明治の廃琉置県後に商業演劇を通じて成立した「大衆芸能(雑踊)」
となります。ただし、これらは明確に区分されるものではなく、相互に影響しあいながら歴史的に展開してきました。
土の中に穴を掘って焼きあげる野焼きによる素朴な焼き物です。200年ほど前に新城島(あらぐすくしま 通称:パナリ)で作られていましたが、今では西表島に技法が伝わり、作られています。西表島にパナリ研究所があり、再現して作ったものを見ることができます。