イイヤチとは、「イハツ(飯初」という言葉が変化したものだと言われています。種子取祭に糯粟、糯米、小豆を混ぜて炊き、イビラという大きなヘラで練上げて作ります。かつては、祭事で多忙を極めるため、奉納芸能を行う前後の日はほとんどイイヤチだけで食事を済ませていましたが、サツマイモが常食であった時代には、最高のご馳走だったそうです。島では、今も、祭のために粟を栽培しています。