「街道をゆく6 沖縄・先島への道」の中で、「寺といっても寺院建築ではなく、普通の村の家の一つである。住まいそのものが寺になっているわけで...」と書かれているのが、日本最南端の寺、喜宝院です。先代の住職が生涯をかけて蒐集した4000点を超える民俗資料が、寺に併設されている蒐集館に展示されています。竹富島で実際に使われていた民具や農具、有史以来の沖縄の硬貨など、貴重な収蔵品もあり、竹富島の歴史文化を知るうえで一度はぜひ、足を運んでみましょう。