3月から4月にかけて、原色の赤が島を彩るデイゴの花は、沖縄県の花でマメ科の落葉高木です。伝統的な舞踊「竹富育ち」には、「真っ赤なデイゴの花咲く島によ 若き乙女も花も咲く」と歌われています。ところが、この数年、デイゴヒメコバチという虫が寄生し、木を枯らせてしまうという被害が沖縄県全土に広がっています。竹富島には156本のデイゴの木があり、この木を救おうと島民一丸となり、2010年1月、「竹富島のデイゴを救おう実行委員会」を立ち上げ、防除のための薬剤注入をいち早く実施しました。薬剤の注入は毎年必要となるため、島民だけでは資金が足りず、広く島外の人々にも呼びかけています。
八重山毎日新聞記事 http://www.y-mainichi.co.jp/news/19824/