竹富島の美しい景観の一つである家を囲っている石垣は、グックと呼ばれ、隆起サンゴ礁の島を形成しているサンゴ石灰岩が野面積みされたものです。幅は約70cmほどで、両側に大きい石を積み上げ、その間にバタイシ(腹石)を入れて強化します。昔の茶碗のかけらや貝殻が入っていることもあり、石垣のタイムカプセルでもあります。
太陽がまぶしく照り返す珊瑚を砕いた白砂の道は、島の人々が早朝から、掃き清めるのが日課となっています。