祖納集落にある木造茅葺きの古民家。
沖縄県内に現存する最古の住宅で築年数は300年と推定される茅葺の家です。平たく薄いテーブルサンゴを幾重にも積み重ねたグシク(石垣)ト防風林のフクギに囲まれた平屋の家は、沖縄の木造建築の古い形式である「貫屋(ヌキヤ)とよばれる建築様式です。建材は、キャンギ(イヌマキ マキ科の常緑針葉高木)を、萱を乗せるキチ(乗木)はプシキ(ヒルギ)を、それを固定する縄はマーニ(コミノクロツグ)を使用しています。
平成12年に修繕され、現在は西表郷土文化伝承館として活用されています。
(沖縄県指定建造物)