東筋集落の民家。主屋は南面する敷地の中央に南向きに建てられています。行7間、梁間5間の規模で、寄棟造、赤瓦葺、木造平屋建です。
一番座を8畳間として仏壇を付属し、脇に小規模な床の間を構えています。
元は茅葺で、軒を低く造る古い形式をもち、離島の古い民家形式を知る上で貴重な文化財です。(有形登録文化財)
石垣は、両端を切石の木端建とし,西辺や出隅部は大きめの石を用いるなど景観に配慮したつくりとなっています。
石垣門部の西方には、昭和13年6月に建設された鉄筋コンクリート造貯水槽があります。
屋敷地西南隅には、直径0.9m、深さ4.2mの掘り抜き井戸があります。
(有形登録文化財)