石垣島と西表島の間に広がる広大なサンゴ礁海域は、石垣島の「石」と西表島の「西」をとって、石西礁湖と呼ばれ、日本を代表するサンゴ礁生態系を有しています。400種を越える造礁サンゴ(体の中に褐虫藻を住まわせるサンゴのこと。サンゴ礁の基盤や素材をつくる役割が大きい)が分布する種の多様性の高い海域であり、また、沖縄本島へのサンゴ幼生の供給源としても、日本のサンゴ群集を支える貴重な役割を果たしているといわれています。1972年(昭和47年)に西表国立公園に指定されています。