ヤシ科の常緑高木。沖縄では、クバと呼んでいます。琉球列島、台湾および南中国などの暖地に自生します。高くまっすぐ伸びるので、神が天から降りてくる木、神が天に昇る木とされています。葉はクバ扇やクバ笠、蓑などの民具品、芯の部分からは箒を作るなど、広く利用されています。
「クバに二枚以上の新芽が出れば、台風が来る」との言い伝えがあります。