潮の干満を利用したイシュカキと呼ばれる漁法は島人たちの楽しみの一つです。中でも小浜名物とされているのが、ムンツァマ(イイダコ)採り。穴にいるところをムンダニ(餌)で誘い出して突いたり、掴み採りしたりするもの。女性の名人が多く、誰もが夢中になる面白さです。
島で長く栽培されてきたクモーマミ(小浜豆)は、小粒ながらも良質でおいしいと評判の大豆でしたが、安価な外国産が入ってきたことで1960-年ごろを境に一時途絶えていました。最近では、かろうじて残されていた豆から復活させることができ、地大豆として再び脚光を浴びつつあります。大豆は、マミヌスー(呉汁)、豆腐、ユシドーフ、豆乳、トーフヌカス(おから)など、幅広く利用されています。
八重山そばやチャンプルーには欠かせないスパイスの一つ。これを振るだけで、ぱいぬ島味に。
島々の石垣に自生しています。