シダ植物の一種です。岩や樹木に着生して育ちます。ゼンマイ状になった新芽の部分を天ぷらや、さっと茹でてサラダにしたりします。新芽は1年中出てきます。西表島では、フチビと呼ばれています。
トカラ列島以南に分布するタコノキ科の常緑低木。砂地の海岸低木林の最前線に自生し、防風の役割も。雌雄異株。葉は帽子や筵、草履や民具などに使われます。木の根は、カゴなどに、果肉は食べることができます。白い新芽の部分は茹でたり、炒めたりして食べます。法事には欠かせない料理の一つです。ヤシガニの好物です。地上の茎から出るアダンの気根が多い年は雨が多い凶年だと伝えられています。
南国の代表的な魚で、ブダイ類の総称です。ブルーをよく見かけますが、赤、白、黒、もいます。白身で、刺身やマース煮(塩煮)で食べます。内臓に毒があるので注意が必要です。
毎年700頭から1000頭近く捕って食べています。山深い西表島では、冬になるとカマイの通るケモノ道に「はねわな」というシンプルな罠を仕掛け、生け捕りにします。そして、「西表のカマイは山の木の実やイモばかり食ってるから安全で美味しいさ~」と島人は自慢します。
島々の生垣でよくみかけるサボテン科の植物です。赤い実がなります。
どの島でも家々の庭や道に生えていて、一年中実をつけます。野菜として、果実として、いろいろに利用されています。
体重が1.3kgにもなる陸棲のヤドカリの一種です。夜行性で昼間は海岸の岩の割れ目や穴に潜んでいます。ヤシの実を食べるのでヤシガニを名付けられていますが、八重山ではアダンの実などを食べます。ハスノギリの下のヤシガニは毒を持つとも言われ、たまにアタることもあるので気をつけましょう。呼び名は、マコン、ヒヤ、カンタガレーなど、島により異なります。
八重山そばやチャンプルーには欠かせないスパイスの一つ。これを振るだけで、ぱいぬ島味に。
島々の石垣に自生しています。