かつて琉球の船大工が、釘を一本も使わない伝統的な技法により、手作りしたサバニ。帆に風を受け、人力の櫂で漕ぎます。
動力を使用せず、静かに、そして迅速に。滑るように疾走する爽快さ!
沖に出るごとに櫂を入れる海の色が緑から青に変化し、陸に近づくと鳥やセミの鳴き声が聞える…
西表島祖納では、2012年には「マチキブニ(松木舟)」の復元プロジェクトが実施され、祖納岳の中腹にある樹齢91年と87年の松の巨木を、神様にニガイをして伐り、製作。
12月22日に完成し、進水式を経て、海洋博記念公園の海洋文化館に展示されています。