頭に冠のような羽があるため、この名前がつきました。「マヤダン」と呼ばれます。3月ごろ、つがいになり、4月ごろに巣作りをし、5,6月に子育てをし、7月ごろにヒナが巣立ちます。ヒナは秋まで親の縄張り内にとどまり、狩りの練習をしながら成長します。1981年の調査では、棲息数が85羽ほとど推定されていました。
カエル、ネズミ、ハブなど苗代にやってくる小動物を食べてくれるので、ヤマダンは人々にとってとてもありがたい鳥。八重山民謡の「鷲ぬ鳥節」に唄われており、お正月などのおめでたい席で必ず唄われる民謡の一つです。
(参考資料:西表島エコツーリズム協会編「西表島エコツーリズム・ガイドブック ヤマナカーラ・スナピトゥ(ヤマ・カワ・ウミ・ヒト)」)