西表島前良川河口の南岸にある湿地にあり、三離御嶽(ミチャーリオン)として地元の人々によって昔から保存されている約5千平方メートルの地域です。
ここに自生する植物は、板根が非常に発達した胸高直径75から85センチのサキシマスオウノキ25本をはじめ、オオハマボウ、イボタクサギ、サガリバナ、カンコノキ、シマシラキ、オキナワキョウチクトウ、シマオオタニワタリなど多数の湿地植物があり、亜熱帯植物群落の様相をよく保存しています。
サキシマスオウノキ群落は、板根の大きさ及び本数からいっても、我が国最大の規模であり、学術上の価値がきわめて高いとされています。(国指定天然記念物)