小浜島

  • 小浜島

結願祭

  • RIMG0188
  • RIMG0275
  • RIMG0318

結願祭、ソーラ(旧盆)、種子取祭の芸能は、2007年(平成19)に「小浜島の芸能」と一括して、国の重要無形民俗文化財として指定されました。年中行事のうち、結願祭は神前で奉納される演目が主となっており、もっとも多くの芸能が演じられます。明治初期のころに、「節」と「結願」の二つの行事が一つになったといわれています。八重山の中でも小浜島にしかみられない独自の民俗舞踊「ダートゥーダ」が保存会の手により2001年に復活しました。
旧暦8月の戊亥のスクミから始まり、4日間行われます。2日目の正日(ショーニチ)では、北と南の二つの集落がそれぞれ伝承する芸能を奉納し、一般来当者も、ルールに従って舞台を見ることができます。

  • 伝統文化
  • 小浜島

竹と横笛

  • RIMG0166
  • IMG_2538

小浜島の自然植生の特徴の一つにリュウキュウチクが自生していることがあげられます。島内でも、土壌や生育環境により、径の太さや高さが異なります。この竹は、建築補助材、垣根材、農業資材に今も利用さています。
竹は、沖縄の芸能に書かせない楽器である横笛の原材料でもあります。古くから小浜島に笛吹きの名人が多かったのは、竹材に恵まれていたからです。化学製品や輸入材に圧倒され、島の竹は出荷されなくなり、竹林は荒廃し、現在は一部の竹林のみ利用しています。その中でも横笛の材料である竹は、節の長い良質の竹が島にはあります。
リュウキュウチクのほかに、ダイモウダキ(タイミンチク)も確認されており、笛に使われています。

  • 伝統文化
  • 自然
  • 小浜島

魚垣(ながき)

  • DSC07278
  • DSC07271

魚の集まる場所を知り抜いた島人たちが、潮の干潮を利用して、編み出したのが「垣による漁法」である魚垣でした。琉球国王の侍女に取り立てられ後に小浜に戻ってきた南風川田於奈利のためにつくられたといわれています。方言では、島本海垣(スマンダーカキィ)と呼ばれるこの魚垣は、海岸から沖合50~100mの距離に末広がり型に石を積んで海を囲い、干潮時に垣にかかった魚を獲る施設です。垣の高さは60cm~1mで、長さは約1200mに及んでいます。
東細崎にある魚垣は、1972年に竹富町の有形文化財に指定されました。
世界各地で散見される漁法ですが、海岸線 のほぼすべてにわたってめぐらされた魚垣の個々の所有者が明文化されているのは世界中で小浜島のみです。今、海人と島人が協力して、その復活が始まってい ます。(竹富町指定史跡文化財)

  • 暮らし
  • 小浜島

ムンツァマ(イイダコ)

潮の干満を利用したイシュカキと呼ばれる漁法は島人たちの楽しみの一つです。中でも小浜名物とされているのが、ムンツァマ(イイダコ)採り。穴にいるところをムンダニ(餌)で誘い出して突いたり、掴み採りしたりするもの。女性の名人が多く、誰もが夢中になる面白さです。

  • 島の食
  • 小浜島

小浜大豆

島で長く栽培されてきたクモーマミ(小浜豆)は、小粒ながらも良質でおいしいと評判の大豆でしたが、安価な外国産が入ってきたことで1960-年ごろを境に一時途絶えていました。最近では、かろうじて残されていた豆から復活させることができ、地大豆として再び脚光を浴びつつあります。大豆は、マミヌスー(呉汁)、豆腐、ユシドーフ、豆乳、トーフヌカス(おから)など、幅広く利用されています。

  • 島の食
  • 小浜島
  • 新城島
  • 波照間島
  • 竹富島
  • 西表島
  • 鳩間島
  • 黒島

ピーヤシ

  • DSCF4799

八重山そばやチャンプルーには欠かせないスパイスの一つ。これを振るだけで、ぱいぬ島味に。

島々の石垣に自生しています。

  • 島の食
  • 自然
  • 伝統文化
  • 手仕事
  • 島の食
  • 暮らし
  • 自然
小浜島の地図を見る
シンポジウム・民俗芸能保存会公演「竹富町 島々の民俗芸能」開催
小浜島ツアー 2012年11月
  • 竹富島
  • 黒島
  • 小浜島
  • 新城島
  • 波照間島
  • 西表島
  • 鳩間島