オトギリソウ科の雌雄異株の熱帯性常緑高木で、沖縄地方では街路樹としてよく見かけます。島では、風よけに家の周囲に屋敷垣として植えられていることが多いです。沖縄を代表する黄色の染料植物です。樹皮を煮だして、染液にします。風雨に耐えた木ほどよい色が出ると言われています。季節によっては、枝や葉も使います。黄色に藍をかけて、美しい緑色を出します。
南国の代表的な魚で、ブダイ類の総称です。ブルーをよく見かけますが、赤、白、黒、もいます。白身で、刺身やマース煮(塩煮)で食べます。内臓に毒があるので注意が必要です。
藁算は、文字の読み書きができない人たちが、ワラを使って様々な事柄を記録しておくのに使用しました。(竹富島文化協会より)
竹富島の喜宝院・蒐集館や、黒島のビジターセンターで見ることができます。
マダラチョウ科の沖縄以南に生息する日本最大の蝶です。羽を広げると15cmにもなります。金色のさなぎでも有名です。2000年には、石垣島から竹富島までの約6キロの海を渡っていることが確認され、話題になりました。幼虫の食草はホウライカガミ(キョウチクトウ科)で、海岸付近のサンゴ礁石灰岩地帯に生えている多年生のつる性植物です。この草を食べるとヤギが死ぬほどの毒を持っています。オオゴマダラは、この毒を体に取り込むことで、天敵から身を守っているといわれています。
旗頭は集落のシンボルです。各集落の暮らしや農産物を象徴する「装飾(稲穂やパイナップル、トンボ、鎌など)」と、信念を表す言葉を染め抜いた「幟」からなっています。
竹竿はかなり重いですが、お祭りの際には男の人が勇壮に担ぎ、村の中を練り歩きます(写真は西表島の旗頭が一堂に会した「ぱいぬ島祭2011」)。
人気急上昇中の竹富町のゆるきゃら “ピカリャー”
イリオモテヤマネコより大型(ヒョウのように大きい!)と云われる伝説のオオヤマネコ=ヤマピカリャーがモデルです。おなかの模様は、竹富町の島じまのシルエット。ゆるきゃらグランプリ2011では全国からエントリーした「349体中30位」という結果!? 可愛い竹富町の観光大使です。
毎年700頭から1000頭近く捕って食べています。山深い西表島では、冬になるとカマイの通るケモノ道に「はねわな」というシンプルな罠を仕掛け、生け捕りにします。そして、「西表のカマイは山の木の実やイモばかり食ってるから安全で美味しいさ~」と島人は自慢します。
慶来慶田城七つ星古典太鼓は、祖納に古くから伝わる伝統芸能で、現在では西表小中学校の子どもたちを中心に大切に受け継がれています。独特のばちさばきが格好良く、十数名の奏者のリズムがきれいに揃う演奏は迫力があります。写真は、2011年に開催された「西表しまぴとぅ文化祭」の舞台です。
島々の生垣でよくみかけるサボテン科の植物です。赤い実がなります。
どの島でも家々の庭や道に生えていて、一年中実をつけます。野菜として、果実として、いろいろに利用されています。