干潟でよく出会う魚ですが、沖縄では飛ぶ魚という意味の「トントンミー」と呼ばれています。かわいい呼び名ですね。
体重が1.3kgにもなる陸棲のヤドカリの一種です。夜行性で昼間は海岸の岩の割れ目や穴に潜んでいます。ヤシの実を食べるのでヤシガニを名付けられていますが、八重山ではアダンの実などを食べます。ハスノギリの下のヤシガニは毒を持つとも言われ、たまにアタることもあるので気をつけましょう。呼び名は、マコン、ヒヤ、カンタガレーなど、島により異なります。
サガリバナ科の常緑高木で、6月下旬~7月のこの時期だけ、夜に芳香を放ちながら、花を咲かせます。蛾を呼んでいるそうですが、夜明け前のこのひとときはミツバチも群がっています。花弁は4枚で、花弁のように見えているのは多数の長い雄しべ。マングローブ林の上流の汽水域から真水のあたりに生息しています。とても丈夫な木で、かつてこのジャングルの中に田んぼがあったころは、周囲に植えてイノシシ除けのイノガキにされていたそうです。
八重山そばやチャンプルーには欠かせないスパイスの一つ。これを振るだけで、ぱいぬ島味に。
島々の石垣に自生しています。